Soundcore Liberty 4 NC買ったよ~Anker史上最強ノイズキャンセリングの実力は?~

イヤホン・ヘッドホン

禁酒・禁煙ブログの色があまりに強くなっているこのブログですが、一応ブログタイトルはガジェット道なのですよ。なので、ガジェットネタをたまに取り上げて自我を取り戻さなければなりません。

というわけで(?)安定の自腹レビューでAnkerの「Soundcore Liberty 4 NC」を購入しました。

Ankerはモバイルバッテリーの保証が神すぎてそこから大ファンなので、イヤホン新調にあたってこちらを最優先にチョイスしました。

今使っているイヤホンがWF-1000XM3、ヘッドホンがWH-1000XM4、というSonyフリークなので、もちろん9月に発売予定のSony WF-1000XM5を狙っていたのですが、4万円オーバーは躊躇わせてくれ。高いんよ。

実はWF-1000XM3が初期不良に当たってモスキート音に悩まされたという経緯もあって買い替えする思考になったので、またSonyのイヤホンを買うのがちょっと不安な気持ちもあったり。その割にヘッドホン買っているからこのあたりの気持ちも揺れてはいるんですけどね。

リモートワークや通勤などはヘッドホンの静穏性がお気に入りなので、イヤホンを使うシチュエーションはもっぱらジムでのワークアウト中にYouTube/YouTube Musicを聞くためです。そのために4万はひるむ。最近自分の中で株が爆上がっているAnkerのイヤホンを購入したのでした。

例によって前置きが長いですが、開封と1stインプレッションです。

箱の中身はなんだろな

なんだろなって、イヤホンです。改めて開けていきましょうね。

本体カバーにもパラフィン紙っぽいカバーがされており、イヤホンの交換用ピースもカバーをミシン目からペリペリと剥がさないと触れなかったり、包装はしっかりしていました。

本体のカバーもペリペリっと剥がして本体ご開帳。

マットな質感に艶のあるボタン部。ボタンの中央はLEDが埋め込まれていて充電や機器接続状況に応じて点灯するようです。

背面は蝶番部がありますが特徴らしい特徴は無いです。全体的に飾り気がなくて良いデザインですね。

充電は下部から。当然ですがUSB Type-Cです。

パカッとな。

バッテリー接点部分には絶縁フィルムが貼り付けてありました。ケースとイヤホン部分を通電させず、バッテリー劣化を回避するためですかね。

絶縁シートも外します。

改めてケースに収納して、イヤホンを充電しつつペアリングします。

イヤホン上部の「d」文字部分はタッチセンサーになっており、ここを触ることで各種操作が可能です。

使用した感想(ファーストインプレッション)

使い込みながら使用感はアップデートしようと思いますので、まずは「ファーストインプレッション」ということで書きます。

装着感

柔らかいイヤーチップです。カナル式のイヤホンって、「耳に詰め込む」という感じで装着のグリップを強くしていることが多かったのですが、Soundcore Liberty 4 NCのイヤーチップは柔らかくて圧迫感がありません。

フルセットがAmazonの公式で690円で売っているのもありがたい。

イヤホン付けた状態でジムのワークアウトもしましたが、外れてしまうようなこともなくしっかり耳に収まってくれていました。十分ですね。

少しだけ慣れが必要かな、と思っているのは耳に装着する時にうっかりタッチセンサー部を触ってしまうシチュエーションがあることです。最後耳にクッと押し込むような付け方をすることが多かったので、押し込むための重心(イヤーチップの延長線上)にタッチセンサーがあるためこういう状況になります。

外周部触って耳に入れればいいんですが、これまでの付け方に慣れてしまっているのでこのあたりはしばらく使い続けて身に染み込ませるしかなさそうです。

アプリの操作性

アプリの操作性は、すっごいシンプルで好感が持てます。

出典:https://www.ankerjapan.com/pages/soundcore-liberty4-nc

接続している対象機器とバッテリー残量がパッとわかりますね。また、一番触るであろうノイキャン/外音取り込みのモード切り替えが最初のビューで見えるようになっており、1タップで切り替えられます。

ノイズキャンセリングモードではノイズキャンセルの強度(自動or手動で5段階の強度を選べる)風切り音の低減をするかどうかが選べ、外音取り込みモードでは音声フォーカスするかどうかが選べます。

これらのモードごとの設定は選択中のモードで必要なものだけが切替表示されるようになっているので直感的に何をしたいから何を触ればいい、というのがわかりやすいです。

コントロール操作ではセンサータップ時の挙動を指定できます。

個人的にはモード設定(ノイキャンや外音取り込みを変更できる。デフォルトは長押しに割り当て)で、どの設定を選べるかチェックボックスで選択できるようになっているのが秀逸ですね。

大体、パッとモード設定変えたい状況って「道を歩くためにノイキャンではなく外音を取り込んで車の接近に気づけるようにしたい」とか「買い物のレジで店員さんとレジ袋要るかのやりとりをスムーズにしたい」みたいな状況なんですよね。

その時に、標準(ノイキャン/外音取り込みどちらも無し)がローテーションに紛れ込むことでイラッとすることがあります。これをチェックで外せるようにしてあるわけです。いいですねー。かゆいところに手が届いている感じがいいです。

Bluetoothの接続性

ケースの蓋を開けるとペアリング済の機器(スマートフォン/PC)に接続しにいく動きになっており、耳に着ける時にはBluetoothの接続が完了している、という流れなのでストレスフリーです。

初期ペアリングの設定だけWF-1000XM3のNFCタッチ識別に劣りますが、最初の一回だけですからね。通常使っていく中では全く劣後にならないと思います。

また、マルチポイント接続に対応しているので、複数のデバイスへの同時接続が可能です。

私の場合はプライベートとビジネスのスマートフォン2台を接続するか、あるいはワークアウト時に使いやすいようにAmazfit GTR4(過去記事参照)と接続しておくかを悩むところです。機器入れ替えはアプリから任意の2台を選ぶことで変更できます。

うち1台にはスマホを入れてSoundcoreアプリを使えるようにしておかないと切替が困りそうですね。この機器入れ替えについてはWH-1000XM4だと先入れ先出し(で伝わるかな)で、後から繋がれた最新の2台をつなぐという方法だったので、アプリなどで意識的に機器を選択する必要すらありませんでした。頻繁に機器を入れ替えるので私はそっちのスタイルが好きだったかなー。

音質

音質に関しては、特にネガティブに評価するポイントは無いです。

イコライザーなどいじらなくても低音がしっかり出ておりベースの音程感やバスドラムの音圧が伝わります。ポップスなどを聴く範囲では十分なレベルだと思います。

音場はWH-1000XM4の方が出ていたなーと思いますが、これはオープンイヤーのヘッドホンと比較するのが酷という話なので。

特にいいのは、ノイズキャンセル性能に助けられてボリュームを上げなくてもしっかりと音を聴き取れることですね。日常的な爆音で失われた聴力(音響外傷)は基本的に回復しませんので、耳に優しいのはとても大事です。

ノイズキャンセリングの効き具合

さて、このイヤホンは製品名に”NC”を冠することでも示されている通り、ノイズキャンセル性能に強みを持っています。

ノイズキャンセル機能を使って、周囲の音をどれぐらいカットできているか試してみました。

テストに際しては、Soundcoreの装着テストで適切なイヤーピースが選択できているか確認しています。

テストのために隣室で音楽を鳴らしつつ、どれぐらいそれをカットできているかをSonyのWF-1000XM3、WH-1000XM4と比較しながら確認してみました。

結論としては、「確かに効果は実感できるが、Sony製品と比較して特出して優れてはいない。むしろ、やや劣る」というのが私の感想です。

特にWH-1000XM4(最適化操作済)と比較すると明らかに静寂感が違います。また、カナル式独特の耳が詰まるような感覚もあります。

が、ですよ。言ってしまうと価格差踏まえると十分許容できるレベルの差です。音を鳴らしていれば気にならない程度の差です。

静寂性を求めるならば今の市場に出ている製品であればSonyのWH-1000XM5が最も安牌で、カナル式でそのQualityを求めるなら素直にWF-1000XM5を予約購入しましょうということになるのでしょう。

ただ、WH-1000XM(ヘッドホン)が5万円前後、WF-1000XM5が4万ちょいです。AnkerのSoundcore Liberty 4 NCなら3つ買えるぐらいの価格差ですよ。私はこの価格差を踏まえればコストパフォーマンスではAnkerの勝ちとも言えるかもしれません。

こういう「どこまで許容できるか」ということはその人のイヤホンに求めるレベルや期待値での差が激しいのであくまで私の場合はこう思う、という内容であることをご理解ください。
高い金額払ってでも得たい品質レベルがあるという個人の志向を否定するものではないです。というか、私もこの価格でどれだけの機能を提供してくれるのかSony製品への期待は損なわれませんでしたので。

まとめ

まとめですが、個人的には買って損なしのイヤホンだと思います。ジムで快適に音楽聴きたいという私の用途からするとバッチリです。これ以上もこれ以下も必要無い感じでベストマッチ。

あとはAppleのAirPodsなどで普及したとは言えこのオタマジャクシ型のデザインに対する好き嫌いや、最高音質・最高ノイキャンの座は未だSonyにあるだろうと思うと、Soundcore以上を求めるならSonyまで手を伸ばすのが幸せだろうと思います。(ただしお値段も最高峰)

Bitly

おまけ:ケースも買ったんだけど・・・

この手の製品は買ったらすぐにケースをしちゃう派なので、Amazonにあった安いケース買ってみました。

ケース裏の両面テープで固定するタイプなのですが、いまいちケースにもサイズが合っておらず、フィット感も無いのでもっと良いものを見つけたら買い替えようと思います・・・。

ぜんぜん製品に関係ないんですが、このケースを付けて閉じた状態が何かのキャラクターにそっくりという既視感があるのですが、何のキャラクターか思い出せなくてモヤモヤしています。ガンダムのハロもそうっぽいけど、もう少しこの角丸四角のフォルムに近いのがあった気がするんですよね・・・。

イヤホンの現物には十分満足したのに、ケースが何に似ているか思い出せないことで魚の小骨がつっかえているような感覚に襲われています。今日も日本は平和です。

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