【禁煙30日】1ヶ月禁煙して私が感じた変化と禁煙のメリット

禁煙

禁煙から1か月が経過しました。記事書いているのが禁煙30日目で、これを投稿しているタイミングではもう少し経っています。そのあたりはご愛敬です。

禁煙してから感じている変化を書いていきます。

禁煙のピーク

禁煙カテゴリの記事を読み直していますが、私の場合は離脱症状のピークは3日目だったようです。

使用したニコチンパッチは2枚(初日は朝から、2日目は午後から)、その後は気力だけで禁煙していた感じですね。よく耐えれたな。

私は以前に禁煙した時もそうなんですが、タバコを吸いたいという気持ちよりも離脱症状の偏頭痛のような痛みと不快感、唐突に襲ってくる睡魔がキツすぎてタバコに手が伸びるというパターンが多かったです。

そういう意味では今回この程度の離脱症状で済んだのは幸運でした。身体の調子やバイオリズムも関係しているのかな。よくわからんですが、禁煙する巡りあわせだったと思うことにします。

ちなみに、先日喫煙道具を捨てる際に残っていたニコチンパッチも全て捨てました。二度と禁煙という作業をしなくていいように、喫煙道具も禁煙道具も捨てることにしました。

禁煙して感じた体調の変化

禁煙してからの変化をいくつか書いていきます。

血圧が下がった

まず、血圧が下がりました。私はもともと高血圧の診断を受けて薬を飲んでいました。(イルアミクス1mg/1日)

禁酒をしてからかなりコントロールが効いた状態になっていたのですが、禁煙してからそこからさらに下がって上が100を切るような状況になりました。

結果的に血圧の薬も複合錠からイルベサルタン単独の錠剤に変わりました。

家系的に心筋梗塞とかが怖いという気持ちがあったので、バロメータでもある血圧が下がってきているのはとてもうれしいです。血圧はあくまで測定結果、という感じで自分自身が体感している変化ということではない(実感として血圧の変化を感じるものではない)ですが、家庭でお手軽に調べられる数値の改善ということで禁酒・禁煙のモチベーションにはなりました。

朝起きた時の不快感が消滅した

これは2週間経過ぐらいに気づいた変化でした。

タバコ吸っていると、朝起きた時にニコチン切れによる頭痛と倦怠感があるんですよね。なので、起きたらまずはベランダへ向かって朝日を浴びながら一服するのがモーニングルーティンになるわけです。「朝日を浴びながら」とか入れることでさわやかな朝っぽい雰囲気を出そうとしていますが、いの一番に離脱症状抑えるところから一日を始めなきゃいけないって時点でどうかと思いますよね。

よく、禁酒の効果で睡眠が深くなるなど言われますが、私はあまりそれが実感できていませんでした。朝の気だるさは変わらないなーとすら思っていました。

が、禁煙で得た朝の爽やかな目覚めは明らかに体感で得ているメリットです。めちゃくちゃ気持ちいい。

これまでどんだけ不快な朝を繰り返してきたのかとゾッとしました。それすら気づかないほどに日常の中で優先度が上がっていたニコチンという薬物のすさまじさを改めて感じましたね。

息は上がりにくくなったが、もう一歩

息を吸える量が増えたような感じはありますが、少しだけ胸苦しさは残っている感じがあります。

喉元が詰まったような感じは軽減されて、肺の隅々まで使えている感覚にはまだなっていないというか・・・(伝わるかこれ?)

そもそも肺機能自体は加齢によって落ちていくもので、喫煙者はその落ち方が非喫煙者と比べると機能低下のスピードが速く、さらにそれは禁煙したとしても非喫煙者と同等にはならない(なるとしても30年程度かかる)ということらしいです。

禁煙したりタバコの本数を減らしても、肺機能が低下していくスピードは元通りにはならない
肺機能は年齢と共に低下することがわかって…

これはもう仕方ないですね。自業自得です。私なんて喘息持ちなのにタバコ吸っていたから、なおさらですね。

運動などを通して心肺機能を上げられないかなど試行錯誤するしかなく、今以上の肺機能を望むなら非喫煙者以上に健康的な生活をしていかないといけないんだなと思いました。

禁煙して自分に表れた変化

ここまでが身体の変化です。ここからは、どちらかというと行動の変化、心の変化、メンタルの変化です。

時間に余裕が生まれた

先ほどの喫煙者的モーニングルーティンでも触れましたが、朝起きたらタバコ1本吸っていました。
そして、朝の支度を終えたら出勤前にもう1本タバコを吸っています。

大体この喫煙に10分~20分を使っているわけです。毎朝。朝の20分は貴重ですよ。

朝の頭痛や気怠さが無くなり、すぐに動き出せて、タバコ吸わない分時間が生まれました。
20分という字面よりも、体感として得られる時間の余裕はより大きいものです。

私の場合はその時間でお弁当作ったりしています。と言っても、残り物や出来合いの総菜をサーモスに突っ込んでいるだけですが。

外食ではなく弁当を食べるとお金が節約になるというのもありますが、何よりカロリーコントロールしやすくなって体重が落ちやすくなったのが弁当のメリットです。続けられている理由の一つに禁煙もあるように思います。

アクティブになった

タバコ吸わなくなって酒も飲まなくなり、「趣味が消えた」という感覚にとらわれていたのですが、それがなんか悔しくてとにかく予定を入れて外に出るようにしました。

子連れメインなので行ける場所は限られる・・・と思いきや結構どこでも行けますね。
個人的にはひっさびさに銭湯行ったのが最高でした。

タバコ吸わなくても、酒飲まなくっても物事楽しめるということを身体に染み込ませる作業がもう少し必要な気がしています。

真夏はちょっとしんどいですが、もうちょっと気温が下がったらキャンプや登山もしたいです。そのためにも、今は毎日ジムで有酸素運動したり筋トレしたり、体力作りするのがとっても楽しいです。

私は学生時代からずっとインドアメインで自他ともに認める陰キャなのですが、まさかアラフォーでこんな生き生きと身体を動かすことになるとは誰が思ったでしょうか。少なくとも自分自身は想像すらしていなかった。人生面白いもんですね。

家族の笑顔が増えた

これは「自分に表れた変化」じゃないですね。家族の話です。

私が部屋でタバコ吸わなくなったので部屋から漏れ出すタバコの悪臭が無くなり、私の健康が向上するだろうという期待も生まれ、妻や娘はだいぶ機嫌がいいです。

さらに、私は喫煙欲求や飲酒欲求が出てきたらとにかく家事をするという逃避をしていました。洗い物したり、洗濯物干したり畳んだり、棚を掃除したり、引っ越し前から使っていなかった大物家具の廃棄手続きしたり、夕飯に低温調理料理とか時間がかかる凝った料理作ったり。とにかく時間を忘れるために家のことをするというスタイルで過ごしていました。

奥さん的にはこれまで散々言っても辞めなくて諦めていた喫煙をなぜか突然自主的に辞めた上に、壊れたおもちゃのようにひたすら家事をし続けるマシーンとなった私をみて「な、なにが起こったかわからねー」みたいな感じだと思いますが、家族から見て損は全くありませんからね。私としても喫煙・飲酒欲求を忘れられて生活環境が良くなり過ごしやすくなります。Win-Winです。

タバコ、やめてよかったか?

タバコをやめて実際に何がどう変わるんだろう?節約になる程度で、他は別に大して変わらないんじゃないか?と思ったりもしましたが、全然違いますね。タバコが無くなるだけで生活の質が上がります。タバコのせいでこれだけ生活の質が落ちていたのだと認識できるようになる、というのが正しいのかもしれませんが。

何より「タバコ辞められたぜ俺!」という自分への自信や万能感みたいな感覚が生まれます。これは禁酒にも言えることですね。自分の意志で困難な壁を乗り越えられると得られるものがあるんですよね。

オリエンタルラジオの中田さんが禁酒や禁煙に成功した後、その良さをYouTubeでめちゃくちゃ発信していましたが、気持ちはすごいわかる。なんかちょっとハイになるんですよね。自分の成功体験が気持ち良すぎて、他の喫煙者・飲酒習慣者にもこの体験をして欲しいと感じる気持ちが芽生えます。
※そして、そのアピールが飲酒・喫煙していた頃の自分には非常に耳障りが悪かったことも覚えているw

誰かをどうにかして変えよう、という気持ちはあまりありません。結局のところ、他人を変えることはできないというこの世の真理みたいなものがあると思っているので。ただ、タバコやめようとしている人に「タバコやめてよかったと思いますか?」と聞かれたら、「私はやめてよかったと思っているし、今幸せです」と即答できるぐらいの気持ちはたった1ヶ月で育ちました。しいて後悔していることを挙げるなら、もっと早く辞めればよかったということぐらいですね。

今はタバコをやめられたことによるハイな気持ちが禁煙を助けてくれている一種のドーピング状態です。今後、タバコを吸わないことが当たり前になった時に「少しぐらいならタバコ吸ってもいいでしょ」「大丈夫、またやめられるよ」みたいな悪魔の誘いが無いとも言えません。

失敗したら失敗したでその経験をブログに書こうとも思っていますが、願わくばそういう記事を書く必要が出ないよう、禁煙がんばっていきたいなと思います。

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