最高のスマートウォッチを選びたい自分のためのメモ(2023年)

スマートウォッチ

私はスマートバンドのXiaomi Smart Band 7を使っています。

このスマートバンド、低価格のくせに本当にもう何のストレスもなく使えていて重宝しています。
機能的にはほぼ不満は無いです。

だけど買い替えを考え中。理由としては活動量計としての利便性の良さと裏返しになってしまいますが、ビジネス用途(スーツに着ける)とかではやっぱり締まりません。

というわけで、新しいスマートウォッチを購入しようと家電量販店に行きましたが、選択肢多すぎて全然決められない。2時間うろうろして、結局何の戦果も得られませんでした。(進撃の巨人のあのシーンの絵略)

というわけで、ここから私の私による私のためのスマートウォッチ探しの旅をスタートします。

人によって何を重視するかで結論は全く変わると思いますが、参考にしていただけるところがあればいいかなと思い記事にも残しておきます。

今気に入っている機能

今使っている機能で気に入っているのは、以下の通りですね。スマートバンドとして当たり前のものばかりです。

  • 各種アプリ通知(通話、LINE、SMSなど)
  • 歩数測定
  • 運動モニタリング(心拍含む)
  • 睡眠モニタリング
  • 天気
  • カレンダー
  • アラーム
  • タイマー
  • スマートフォンを探す
  • 数日の利用でハラハラしない十分なバッテリー持ち

Xiaomi Smart Band 7はこれらの機能が必要十分なレベルで実装できています。

そのため、これら機能については極端な劣化が無いこと、願わくば向上されることが求める期待値です。

新しく欲しい機能(Xiaomi Smart Band 7に無い機能)

欲しい順に書いていきます。

必須:GPS機能

せっかくなので、GPS機能搭載のものがいいです。

基本的な考え方として、スマホと一緒に動くことがほとんどなので、位置情報はスマホ側で補完されるためスマートウォッチには不要と考えて大きな問題はないです。

しかし、GPSが搭載されていれば、必然的に位置情報を活かした機能(ランニングや登山等のアクティビティトラッキング、地図利用など)が充実する傾向があります。

また、ランニングなどのシチュエーションではスマホを持ち出さなくても位置の記録ができるメリットがあります。

私の場合はランニングやウォーキングでもスマホは持ち歩いていることが多いのですが、GPSのおかげでどういう恩恵があるのか純粋な興味もあります。

また、最近はデュアルバンドで複数の衛星を使って素早く・正確に位置を捕捉できるスマートバンドも多いです。

準天頂衛星みちびきを使ってゴルフ場で正確なコースアドバイスをしてくれる製品とか、ロマンありますよね。私ゴルフしないんですけど。

できれば欲しい:音声通話

これはマストでは無いですが、音声通話に対応している(スピーカー・マイク搭載)のものだと、着信から通話までの流れがスムーズでいいですね。

スピーカーでどこでも会話するというのは現実的ではないですが、最近はリモートワークも多いので、在宅の時なら気にせずスピーカーホン的なノリで使えます。

某名探偵コ○ン的な姿の通話もロマンあるよね。あ、あれは腕時計じゃなくて蝶ネクタイか?いや、蝶ネクタイはボイスチェンジャーで通話は腕時計でしてたっけ?

と、とにかくロマン枠の機能ですよ!(焦)

できれば欲しい:音声アシスタント

よく使う機能としてタイマーがあるのですが、カップ麺作る時とか音声でサクッと3分設定できると嬉しい。このあたりは「Ok, Google」で躾けられきっているので音声アシスタントはぜひ使いたいです。

ちなみに音声アシスタントはGoogleでもAlexaでもいいですが、家の家電はGoogleに染められているのでウォッチはAlexaの方が家の家電達が混乱しなくていいかも。まあ、致命的なことにはならないと思うのでどっちでもいいです。どっちでもいいのであったら嬉しい。

できれば欲しい:サファイアガラス

画面は強ければ強い方がいいよね。説明不要。でよい?ダメ?

サファイアガラスはモース硬度で9(最硬はダイヤモンドの10)という非常に硬さがあります。私はこけたり落としたりはあまりないですが、ドアなどにカツンとぶつけるようなシチュエーションが結構あるので傷がつきにくい素材だと恩恵が大きいです。

なくてもいい:電子マネー・決済機能

これは元々は、必須寄りで欲しいと思っていた機能です。

GPSの話や、最近流行りの音楽持ち運びと同じような観点で、外出時に水分補給するために自販機使う、あるいは帰宅がてらコンビニで買い物する、など様々なシチュエーションでスマートウォッチに搭載された電子マネーは役に立つことでしょう。

ですが、よくよくAndroid対応のスマートウォッチで使われる決済手段を調べてみると、つくづくイケてないということがわかった。

イケてない点① iDやQuick Payに非対応

Google PayやGarmin Payなど、電子決済に対応したサービスを立ち上げ、アプリを介してチャージができる仕組みが整えてあります。

対応している決済手段は、SuicaやVISAのタッチ決済です。

コンビニなどではチャージ残高を意識せずに済むiDやQuickPayが便利ですが未対応。であれば、オートチャージに対応していて欲しい。

入金方法として指定されているVISA もクレジットカードではなく、デビットカードに限定されています。口座の方も残高も意識しておかないといけないです。

ただ、プリペイドやデビットなどの手段に縛る理由もわからなくは無いです。

単純に腕時計無くして無制限に金銭的リスク負うの怖いですよね。スマホと接続切れてしまうと、単体で通信できないのでリモートで止めたりワイプするのがとても難しそうです。(手続きすればサービス側で対処してもらえることもあるかもしれませんが)

利便性とセキュリティのバランスで理解はできるものの、自分の使い方としてマッチするイメージができない。

Android で唯一iDが使えた俺たちの愛するWena 3は、「おサイフリンク」アプリが年内で終わることにより、(設定済ませておけば有効期限内は使えるものの)中長期的な利用が見込めません。

フェリカさんがんばえぇ・・・(泣きながら)

イケてない点② 指定の銀行口座が必要

VISAのタッチ決済、Suicaへのチャージとも対応可能なデビットカードが指定されています。

2023年6月時点で利用できるデビットカードは以下の金融機関のものです。

  • PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)
  • ソニー銀行
  • 三菱UFJ銀行

持ってない!これらの口座持ってません!

ということはですよ。私が利用しようと思ったら、口座開設して、デビットカード発行して、そこに一定額を振り込むなりして残高確保しながら日々使わないといけないんですよね?

めんっっっどくさい!スマートウォッチでピッするために許容できる労力を超えてしまっています。(準備作業だけでなく、口座管理すること含めて)

GPSの項でも触れましたが、私はスマホも携帯している状況がほとんどです。GPSはスマホもあるけど付いてて欲しい機能、電子決済はスマホがあるなら要らない機能という感じになりますかね。

どうしてもスマホ持ち歩きたくない状況ではコインケースに小銭何枚か入れておこうと思います。

候補のメーカーと私のイメージ

さて、スマートウォッチを買おうと思い立って見てみると、本当にいろいろなメーカーが参入しているのだなと実感しました。

自分の頭の整理を兼ねて、気になったメーカーや機種をピックアップしていこうと思います。

ちなみに今回の記事では、筆者がAndroid利用者のためApple Watchについては全く取り上げません。ご了承ください。

Google

Androidの生みの親であるGoogle。スマートウォッチに最適化したWear OSも作っている企業です。

そんなGoogleが出しているPixel WatchはAndroid対応スマートウォッチを語るうえで避けては通れません。

Bitly

丸いドーム風のフォルム特徴的ですね。Google Nest Hubがヌルッとしてチマッと手首に乗ったようなデザインで愛らしいです。

前述の通りでWear OSを適用しているということもあり、アプリの追加などの拡張性がその魅力の根源でしょう。

また、Googleの製品だけあって、当然ではありますがGoogleのサービス群との接続性も抜群です。

カレンダーやメールなどの通知・データ連携もできる、Youtube Musicが使える、Nest Hubなどで洗練された音声アシスタントも期待度最高です。

ですが、Apple Watchより後発ということで、Apple Watchをベンチマークにしてしまったのでしょうか。

バッテリー持ちに関する評判が酷すぎる。

まず公称されているバッテリー持ちが「満充電で最大24時間」です。

最大?マジで?控え目か?と思わせながら、エクササイズなどやってしまえば1日もたないという悲しい現実を直視せざるを得ない口コミがあふれています。

うーん、ちょっと切ない気持ちも溢れますが他メーカーも見てみましょう。

HUAWEI

めちゃくちゃいい製品いっぱいあります。家電量販店でも1区画に低価格モデルから10万円を超えるハイエンドモデルまで幅広い展示がありました。

GTシリーズの質感の良さ。ビジネスシーンでも使いやすそう。HUAWEI WATCH GT 3 Proはチタンケースにサファイヤガラスの風防が装備されており、外観やスペック面では申し分なさそう。すごく魅力的です。

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健康オタクになりつつあるので、個人的には血圧測定が可能なウェアラブル血圧計 HUAWEI WATCH Dも気になりました。

HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計
【取扱説明書を必ずご参照ください。】 【一般的名称】 自動電子血圧計 【製品名】 HUAWEI WATCH D ウェアラブル血圧計 【禁忌・禁止】 ・18歳以上の成人のみ[正しく測定できないおそれがあるため] ・使用方法:健康管理のために使...

血圧計機能、店頭でお試し可能だったので使ってみたのですが、上の血圧が少しだけ高めに出ました。ただ、座位でやらなきゃいけないところを立って測定せざるを得なかったりもしたのを加味すると大外れな出方ではなかったです。(110⇒120ぐらいのズレ)

別で記事書いてみても面白いかもですが、

「血圧計は朝・晩使うだけなら今のオムロンのやつで良くないか?」

「買い替えるにしても、普通の上腕式の血圧計でBluetooth対応のものを買うのが良いのでは?」

「というか、血圧なんて上と下の2つしか入れる数字無いんだから、Bluetoothつなごうとしている間に入力できちゃうんじゃないか?いらなくね?」

みたいな思考をたどって今のスタイルでええやん、となりました。

ただし、HUAWEIの唯一にして最大の欠点と思っているのはアメリカ政府と揉めた結果、Androidの生みの親であるGoogle関連の機器・アプリに対して接続性が著しく低いことです。

細かい経緯は説明しているサイトが多数ありますので、そちらに譲ります。

この問題が引きずられている結果、アプリはGoogle Playからダウンロードできず野良アプリ扱い、Fitアプリに連携するにも連携のための他アプリを介するなどパチンコ屋の三店方式みたいな手段でデータを連携させています。無理やり感がすごい。

この一点さえ解除されれば文句ありませんが、この一点が残る限りGoogleカレンダーは同期できるんだっけ?とかMapアプリは別物なんだよね?とかいちいち調べないといけないですし、物事が素直に進んでいきません。

HUAWEI排除の話が表面化(疑惑レベルはもっと前からありますが)して大きな貿易問題として取り上げられ、米国の禁輸リスト入りしたのが2019年。それから月日も結構経って大統領も変わったので状況改善していたりするかな?と思いましたが、2023年1月には輸出許可が全面停止の記事が日経に出ていました。悪化してて草。

米政府、ファーウェイへの輸出許可を全面停止 FT報道 - 日本経済新聞
【ワシントン=飛田臨太郎】英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は30日、バイデン米政権が華為技術(ファーウェイ)への輸出許可を停止したと報じた。すでに禁じている半導体などに加えて全面的に米技術・製品の輸出を取りやめる措置になる。米政府は2...

100歩譲ってHuawei Band 8のような1万円未満の低価格・良コスパ製品は許します。多少の面倒さがあっても、連携が最低限でも許せるラインにたどり着けると思うので。

高価格帯の製品で妥協を強いられるのはちょっと苦しい。

極めつけは、GPS付きの製品なのに屋外サイクリングがAndroidでは測定できないとかわけわかんないことが買いてあるのを見つけて選択肢から完全に外れました。チャリは比較的使うアクティビティなので。

Garmin(ガーミン)

Garminはアメリカの衛星などの機器を製造しているメーカーです。ゲイリーさん(Gary)とミンさん(Min)が作った会社なのでGarminらしいです。

主要製造拠点は台湾ということなので、この分野では中国は世界の工場としての立場が明確ですね。

ブランド力があるせいか、スペックに対して強気な値付けと感じます。というよりも後発メーカーが低コストで破壊的な市場侵食を進める中で、よく粘っているというのが正しいかも。

Garmin の製品で気になったのは2機種です。

一つ目は、Venu 2 Plusです。

【Android/iOS対応】Garmin(ガーミン) Venu 2 Plus スマートウォッチ [フル充電で9日間稼働/ボイスコントロール機能/Suica 対応/睡眠分析/ストレス値/BodyBattery/スマートフォンと接続で電話、メール、LINEを通知]
Venu 2 Plusでより健康でスマートなライフスタイルを実現しよう。 本製品には高度な健康モニタリング機能とフィットネス機能が搭載されており、時計上やアプリで体内の状況をよりよく理解することができます。 さらに、Venu 2 Plusに...

これはGPS搭載はもちろんのこと、音声通話や電子マネーにも対応しています。

価格も実勢で6万円前後とそれなりに張りますが、いわゆる全部盛りと言える製品なのでApple Watchなどの価格傾向などを踏まえると高すぎるとは感じません。

しかし、スペックが魅力的な割にYouTubeとかでもレビューがあまり出てないですね。

Plus が付いていないVenu 2 の方がまだ売れてるのかな?

発売が2022年1月と少しだけ日が経ちつつあるので日進月歩のスマートウォッチ界隈では他製品に見劣りするところが無いか気になります。

Garminでもう一つ気になるのは、Forerunner 265 Musicです。

GARMIN(ガーミン)GPSランニングウォッチ Forerunner 265 Music【日本正規品】
Forerunner 265は、色鮮やかなAMOLEDタッチディスプレイを備えたGPSランニングスマートウォッチです。 効果的なトレーニングや日頃の健康管理のための機能が搭載され、「すべての”走る人”」をサポートします。

こちらは、「フォア・ランナー(ランナー向け)」という名の通り、日々走りのタイムやスピードを求めるアスリート向けのモデルです。

こちらも電子マネー機能もついて、6万円前後、音声通話機能が無い代わりにグローブなどをしているユーザーを意識した物理ボタンによる操作補助などアスリート向けの機能が充実しています。

機能的には音声通話の有無でVenu 2 Plus・・・と思わせつつ、実機なども触ってこの2つで選ぶならForerunner 265 Musicがいいなと思いました。目的が明確な製品があると、それに促される形で日々の運動のモチベーションを高めてもらえるのではないかな、という打算も込みです。

ちなみにこのグレードの風防はゴリラ・ガラスです。サファイヤガラスには強度で劣りますが、まあ十分なレベルだと思います。

Amazfit

Amazfitは、もともと、Huami(ファーミ・華米科技)という「Xiaomiの製品を企画・製造するグループ企業」です。そのHuamiが自社ブランドとして展開している時に利用する名称がAmazfitです。

その関係性もあって、例えばXiaomiのSmart Band 7などで利用可能なアプリ「Zepp Life」はAmazfitのスマートウォッチ・スマートバンドとも共用されています。

Amazfitで気になる製品は、アウトドアラインとして展開されているT-REXシリーズの最新作、T-REX Ultraは面白いですね。現在、公式サイトでのみ販売中。

Amazfit T-Rex Ultra
大自然への過酷な挑戦や休日のアウトドアに没頭する、そんなライフスタイルを支える最高のパートナー。それが究極のアウトドアGPSスマートウォッチ「Amazfit T-Rex Ultra」です。 ・マップ表示&ナビゲーション・ダイビング用アクセサ...

ステンレスフレームの重厚感と、GPSやマップなど登山やハイキングで使える機能が充実しています。

ビジネス用途なら、Amazfit GTR 4がシンプルな見た目ながら質感もよく、機能面でも充実している印象です。

Bitly

電子決済などの機能はありませんが、価格はAmazonで3万円切っているし十分にアリですね。というか、めちゃくちゃよいです。

私はGTR 4でほぼ決まりな状況で「よし!買おう!」と店員さんに声をかける直前までたどり着きましたが、リューズの先の赤いデザインがどうしてもどうしても気になって購入に踏み切れませんでした。いや、そこ気にする?って言われそうですが、気になっちゃうんだよぉぉぉ。

普通に無地でいいのに。部品として目立つんだから視認性なんかいらんでしょ。そういう慣れたら絶対気にならないレベルの細かいこだわりで手が止まってしまう優柔不断な私が悪いです。

悩みは尽きないけど、この悩んでいる時間が一番楽しい

まだどれを購入するか決め切ってはいませんが、Garmin Forerunner 265Amazfit GTR 4が有力です。

有力な選択肢を絞っておきながらも、まだ他の製品も情報収集は続けると思います。

こういう悩んであーでもないこうでもないと考えている時間が一番好きです。もうしばらく浸らせていただきますよ。それでも物欲に負ければ、ある日スッとポチると思います。

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