ぐるっと一周して痛風になってよかったと思っている~痛風に捧げる感謝のメッセージ~

健康

なんのこっちゃと思われる記事タイトルですね。

私が今このブログを書いていること、健康改善のために禁煙や禁酒、運動や食生活などのライフスタイル見直しをしていることの大きな大きなきっかけが痛風でした。

裏を返すと、痛風という明確な痛みによる戒めが無ければこれほどまでの生活見直しはできなかったと思いますし、続かなかったと思います。

今日はそんな痛風への感謝の気持ちを綴るラブレターです。

私の生活は、腐り切っていた。

私は年間365日酒を飲んでいました。

良いことがあれば酒を飲み、悪いことがあっても酒を飲む。

体調が悪かろうと、何なら流行りの新型コロナに罹患しようと絶えず酒を飲んでいた。年間365日飲んでいたんではないか。休肝日なぞ取るはずもなかった。

仕事が終わり、帰路で立ち寄るコンビニでハイボールのロング缶を2本。
子どもたちを待ちながら夕飯を作りつつ酒を飲む。
夕飯でも晩酌で飲む。
寝る前にもコンビニに出ていき、つまみと追いハイボールを購入して寝付くまで飲む。足りなくなれば買い足しへ・・・。

ずっとそんな生活をしていました。それでも朝起きれば仕事も行くし、車の運転を伴うような仕事ではいないので飲酒運転してしまうようなリスクもない。
でも、なんとなく自分の体が毒されている、酒ありきの生活をしているという自分の中での変な後ろめたさや居心地の悪さを感じていました。

実際問題、γ-GTPは500(基準値50以下)、血圧は最低血圧が100を超えるという、生活習慣病になるための助走を全力でしている状況でした。

酒をやめようと思ったことも複数回あって、2週間~1か月の禁酒に成功しても、飲み会や外食で軽く飲んだのがきっかけに、元の飲酒習慣に戻ってしまっていました。

そんな中で、今回痛風発作が爆発しました。

痛風詳細はそっちの記事に譲るのですが、まーーーーーーーーー痛かった。

本当に地獄のような痛みだった。

これまではなんとなく酒をやめて、なんとなくまた飲酒に戻る習慣だったんですが、「あの痛みがまた来るかもしれない・・・と思うと怖くて飲めない。
これまでが個人の自由意志による禁酒だったのに対して、今は喉元にナイフを突きつけられて禁酒を迫られているような気持ちです。

厳密には、数値が下がれば適量の飲酒は体も許容してくれると思うのですが、性格上・経験上からも絶対にまた飲みまくる生活になる。

そうすれば、その一回の飲酒はセーフでも必ず痛風が再発します。想像力を働かせるのだ。

そんな痛みによるしつけが効いている痛風トリガー禁酒ですが、痛みによる牽制以外にも感じているメリットがあります。

酒を断る最高の言い訳を得た

私は職場でも酒飲みイメージになっており、いろんな人に飲みに誘ってもらっていました。
そりゃそうです。酒が大好きな人間が酒に誘われたら心からテンション上げてついて行ってますからね。

そういうつながりで生まれた縁は大切にしたいので無碍には断りたくない。

そんな人間なので、酒に誘われて断るのも忍びない。でも、行ったら絶対に飲んでしまう。仲の良い友人なら「1杯ぐらいいいだろう」と言われる。(実際、めっちゃ言われた)

これが私の飲酒負のループだったのですが、痛風になったことでそれを口実に断れるようになった。

  • 薬を飲んでいる
  • 血液検査の結果もまだ悪い
  • 医者に酒はダメだと言われている、飲んだら絶対に痛風発作が出ると言われた
  • 痛風発作出すと、出社も客先回りもできなくなる。職場に多大な迷惑がかかる

このあたりを理由に断れています。実際に職場で痛風発作起こして大騒ぎしたおかげで「こいつが痛風発作起こしたら大変だ」というイメージも周りに植え付けられている。

こういう言い訳を全部創作でスラスラ話せるほどの禁酒へのモチベーションが無く、そして断り下手だった私でも、断る理屈さえもらえればなんとでも言えるもんですね。

酒を飲まない日々は最高すぎる

酒が飲めない淋しさはゼロじゃありませんでした。酔っぱらってダラーンとしたい気持ちも無くは無い。

それでも、酒を飲まずに終える一日が最高すぎる。

夜の時間は家族の会話や家事など、家庭に向き合う時間に充てます。それでも時間が余るから、ジムに行ってヘトヘトになるまで身体を動かします。

根っからのトレーニーではないので、筋トレも中途半端、有酸素運動だってもっと効率よくやれる人はいるでしょう。それでも、日々自分の身体が健康になっていくことを、身体を動かすことでさらに実感できるので運動によるドーパミンと禁酒できている自己肯定感で気持ちよさが尋常じゃありません。ハイです。

そして酒を飲まなかった日の翌日の朝が最高すぎる。

ヘトヘトになって眠った翌朝は、起きるのがしんどい部分もありますが酒を飲んでいた時のようなオエッとえづくようなこともなく、純粋に身体のコンディションと向き合う時間です。
朝に酒が残っているようなことも無いので、子どもを小学校へ送り出すのも、自分の仕事の準備も効率が違います。起きる時間が変わらなくても、与えられた時間は増えたように錯覚してしまいます。

仕事も朝からシャキッと頭が回ります。同僚に、部下に、上司に、コミュニケーションを取りたくなります。朝の挨拶、ちょっとした声がけなど。

心なしか職場の空気も良くなったようです。禁酒の効果は間接的に自分の周りにも広がっていくのだと思います。

痛風は僕に、人生を豊かにしてくれるきっかけをくれた

禁酒を始めてから生活が整ったし、平日の仕事の集中度、土日の過ごし方など充実しています。だからこそこのブログを書こうとも思えたところもあります。アウトプットに対する意欲が湧き、同じように新しい物事を吸収したい、というインプットへの欲もあります。

禍福は糾える縄の如しという感じですね。自業自得の生活習慣を自業自得の痛風をきっかけに見直しているだけではあるけど、悪いことや辛いことがあってもポジティブに変換して人生をよくするガソリンにできたらいいなぁと思えた出来事でした。

冒頭に「痛風に捧げるラブレター」と記していましたが、二度と会いたくないという気持ちは世間の皆様と変わりありませんので、痛風様におかれましてはその点ご理解いただけますと幸いです。

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